2009年02月06日

【斜説】定額給付金に大賛成です

当福田川新報は定額給付金に賛成である。(当初はあんまり賛成じゃなかったんですけど)
(1)割と手っ取り早い景気対策だし
(2)各個人が使い道を決めることができるし
(3)景気刺激と生活支援の両方の意味を持つ
からである。

(1)番について言うとたとえば、景気対策として高速道路を延ばすことを考えてみればいい。「さぁつくろう」と決断するのは良いが、環境アセスメントの調査はやらなくちゃいけないし、反対派住民の説得やらなかなか売ってくれない地主さんへの説得やら、もちろん計画・設計もきちんとやらなくてはならない。たとえ乗数が高いとしても、景気の刺激が実現するのはずいぶん先の話になってしまうのである。
未曾有の経済危機に瀕している日本経済は、いわば大量に血を流して倒れてるけが人のようなもの。当然必要なのは緊急輸血に決まっている。即効性が大切なのだ。定額給付金はぶっちゃけていうとバラマキである。バラマキという輸血・カンフル剤なのである。

(2)番。同じ1兆円のまとまった資金があったとする。それを
・個人に分配して使って貰う場合
・官僚が計画して予算執行する場合
どちらが効率的なのだろう?私には分からない。経済学者だったら(意見が分かれるかも知れないが)「どっちでも一緒」と言うんじゃないかと思う。役人に任せると無駄なダム作っちゃうかも知れないしネ。エリートに任せることが本当に効率的かどうかはケースバイケースではないか?
一方個人に分配したならどうなるだろうか。
商品・サービスの消費に回すかも知れない。わかりやすい景気対策である。サラ金の返済に充てるかも知れない。返済できるお金があるならなるべく早めに繰り上げて返済するのは合理的だし、生活面でも心理的な余裕がちょっとだけできるだろう。貯蓄もOKだと思う。基本的に預金は銀行を通じて世の中を潤していく。ちょっとひねって投資信託を買ってみるのも良いアイデアだ。塵も積もれば山となる、で市場にインパクトを与えるかも知れない。「血税で消費など人倫にもとる」等という人は、慈善団体に寄付してはいかがだろう?寄付された側も寄付した側も幸せになれる。
"「みんなの意見」は案外正しい"らしい。一人一人の真剣な判断が、いわば「活きたお金」となり社会全体としての効率を高める可能性はあると思う。
ついでながら・・・定額給付金を貰って一番マズい使い道はタンス預金である。金は天下の回りものなのに、これでは回っていかないからである。

(3)番については言わずもがなである。一時的な生活支援金としても捉えることができるし、景気刺激策としても捉えることができる。
が、今まで国会の論戦などにおいては、定額給付金とは生活支援策なのか景気刺激策なのかどっちなのだ?、と言う形の議論が行われてきたように思うのだ(国会中継見てないけど)。当福田川新報としては、どっちも正解!!と主張したい。この定額給付金は、生活支援策+景気刺激策なのだ。

ついでに・・・定額給付金の議論が生活支援策の色彩を帯びていた時期は、所得制限の問題で大いにもめていたと記憶する。実際には、市町村の現場レベルで「やってられん」と言うことで所得制限はやらないことになった訳だが、それでも大いに結構だと思う。所得制限をしようがしまいが関係なく、低所得者層への生活支援金としての機能は果たせるからだ。

私の意見だけでは心許ないので(汗)、山崎元氏の意見も引用させて頂きます。

 政策に関する個人的な意見は以下の通りだ。
 物価はデフレ的であり、日銀による金融緩和が十分に効果をあげるに至っていない状況を考えると、信用の供給まで含めて(たとえば日銀によるCPの買い切り)金融を緩和することに反対はない。また、銀行貸し出しの拡大に至るような資金需要を作るために、政府部門が赤字を出して、需要を追加することにも異議はない。しかし、これを、財政支出の拡大を意味する「財政出動」でやるのはいかがなものだろうか。お金の使い途に関して、政府に、急に良いアイデアがあるとも思えないし、財政出動は「大きな政府」への流れを後押ししそうだ。
 需要の追加は、減税や給付金といった、民間が資金の使途を自由に決められる形で行うのがいいのではないだろうか。財政支出の方が乗数効果が高いというのはその通りだろうが、デフレ(≒政府の債務に対する過剰信認)なのだから、十分に効くまで減税しても(或いは給付金を支払っても)いいはずだ。
(投資チャンスの年としての2009年 - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」)
定額給付金についてはまだ言いたいことが残っているが、それはまた別記事に。
posted by やすゆき at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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