2009年04月12日

ベンチの仕事ぶり・キャッチャーの仕事ぶり【阪神vs巨人】

日テレ・読売の地上波解説が"阿波の金太郎"水野、そして何よりも岡田彰布というところに今日の焦点が集まりました・・・というのは嘘です。でも、「岡田が何を言うのか」って気にしながら見ていた視聴者も多かったのではないでしょうか?
日テレの中継が結局7回に入る前(だったか?)に終わってしまったので、詳細は分かりません。その後ラジオを聞いていなかったので(他のことをしていた)、6-6で引き分けだったことしか分かりません。
6-4でタイガース敗戦・・・となる土壇場、9回表で追いついた、しかるに延長に突入した後は互いに決め手を欠いて引き分けた。タイガースファンとしてこれをどう捉えるかは、なかなか微妙なところです。せっかく追いついていながら・・・と考える人も多いだろうと思います。私は7回裏にホームラン2発を浴びて敗北必至であったところを何とか引き分けたのだから、それなりに評価をしてあげて良いんじゃないかと考えてます。但し・・・・・

但し3連敗の後だから、阪神としては勝ちたかったのも事実。ゲームの詳細は語らないが(語れないが)、色々とミスを連発していたことも事実。この事実は厳粛に受け止めないといけない、と思う。
困ったことに、現在タイガースはベイスターズと一緒に負け越しているチームなのだ。順位やチーム成績を見ると、チーム防御率が4.61と良くないのが気がかり(勝率は今の時期どうでも良い)。継投パターンを確立していない結果、プラス先発の替え時を見極められてない結果なのだろう。このあたり真弓監督自身が学習中なのだ。或いは勝負勘養成中か?2008年シーズンの前半、岡田監督の采配がやたらと的中して気色悪い思いをしたものだ。でも采配が当たるときはどんどん当たるものなのだろう。"ゾーン"に入るか、泥沼にはまるか、真弓監督の運命や如何に。

6回裏、3点入れられた部分は触れないわけにはいかない。本来これで「勝負あり」だった可能性が高いからだ。
マウンドに上がったのはアッチソンだったのだが、解説の水野・岡田両氏は後に首をひねることになる。「なんでアッチソンなの?江草か渡辺じゃないの?」と。5回の攻防あたりで阪神ブルペンでは江草と渡辺が肩を作っていた。次はどっちかなのだろう、と誰しも思う。
ところがアッチソンが登板し、結果的に李と阿部に2連発浴びることとなる。
岡田氏曰く「うーん、どうしてアッチソンか?急に登板した可能性がある。」そうかも知れない。
水野氏曰く「ブルペンの電話が鳴ってびくつくことがあるんですよ。それではダメなんですね。ある程度リリーフ投手自身が自分の順番を分かっている必要がある。分かっていれば、スムースに試合に入れるから。そう言う(ベンチとブルペンの)信頼関係を築いておかなければならない」なるほど。
ついでに岡田氏はこうも言う「僕がやってるときはね・・・後の方は特に名前言わなくても"次行くぞ"で済んでましたね。そしたら思うとおりのピッチャーが出てきました。」なるほど・・・定食メニューのような岡田采配はここから来ていたのか。

現在、藤川とウィリアムズの前に投げるピッチャーをどうするか、試行錯誤している段階であると言える。今のところは、江草or渡辺orアッチソン→ウィリアムズ→藤川という感じだろう。そして江草・渡辺・アッチソンの役割分担が若干曖昧であるのだろう。役割分担をしっかりすることで、不安を覚えることなくゲームに入っていける。ここをタイガースは確立する必要があるだろう。
このあたり、真弓監督と久保コーチ・ブルペンコーチのコンビネーションがまだぎくしゃくしている可能性がある。このあたりを月曜日のお休みでじっくり打ち合わせて欲しい。きっと上手くいきますよ、と祈ってます(笑)

キャッチャー狩野についてもふれておく。6回裏の失点の責任の一端は、狩野にもあると思う。解説の岡田氏が言うまでもなく、インサイド一辺倒のリードは明らかにリスキー。李にやられたのも甘いインコース。その前の亀井にもアウトコースには一球しか投げておらず、インコースに集めすぎて打たれている。インコースを意識させる狙いは分かるが、もっと色々なコースを投げさせるべきだと素人目にも分かる。
矢野の次の捕手は狩野、と言うことになってるのだと思うが、私はNo.2の座は岡崎と競い合わせる方が良いと思う。

そんなわけで次は甲子園に戻って中日戦。互いに連敗中という思わぬ形で落合さんと出会うことになりました。

posted by やすゆき at 22:08| Comment(4) | TrackBack(4) | スポーツ面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
次の投げるピッチャーが決まってるのは安心ですが、その時点で一番調子の良い状態のピッチャーを臨機応変に出す方が良いのは理想ですかね〜。
見極めが出来ているのが前提ですけど。
Posted by at 2009年04月13日 08:05
もちろん理想であります。
ただ実際は、投げるピッチャー自身が「さぁ行くぞ」と思っていないと成功しないでしょう。結局、「次投げるピッチャーを先に決めてしまう」事になると思います。
水野・岡田両氏が言いたかったのは、役割を固定してあげないと投げるピッチャーが不安になってしまう、と言うことだと思います。あと、ひょっとしたら「臨機応変の見極めなんて無理」って事かも(w
Posted by やすゆき at 2009年04月13日 19:40
さすがにあのダブルスチールはびっくりしました。
勝てた試合を落としたといえるでしょう。
まあ1年目なんで長い目でみたいんですが・・・
Posted by 医療事務系で求職中 at 2009年04月14日 15:04
個人的には「積極的な失敗はOK」なのです。ダブルスチールの瞬間は観戦してなかったんですがね。
Posted by やすゆき at 2009年04月14日 21:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

【2009年公式戰】 △ 阪神 6−6 讀賣 (東京D)
Excerpt: 延長12囘、引き分け。
Weblog: 仙丈亭日乘
Tracked: 2009-04-13 00:36

4/12 虎6−6兎〜今年初の虎生観戦はなんだかんだで延長12回引き分け【一部改変&画像・動画の追加あり】
Excerpt: 今日こそメンチ勝つのつもりだったんですが。。 長時間現地で参戦の皆様お疲れさまでした。 「9回に勝ち越せたはず」という若干の欲はありますが、ともあれ負けなくて良かったよ。 というのが、当ブログ管..
Weblog: 阪神タイガース世界一への道〜あさちゃん。スポーツ
Tracked: 2009-04-13 08:33

T6-6G3回戦 あ〜しんど不利な試合を同点止まりで踏ん張る
Excerpt: 9回の攻めはないわ、せっかくエラーで貰ったノーアウト一二塁から新井タイムリーで、金本走れないのに関本バント失敗送れず、さらに同点6−6さらにここでしかチャンスはないのに、見え見えのダブルスチール失敗で..
Weblog: 目標 集中力持続
Tracked: 2009-04-13 08:39

【阪神】2009初の引き分け
Excerpt: (東京ドーム) 阪 神040 000 011 000=6 巨 人300 003 000 000=6 〔延長12回規定により引き分け〕 <投手> (神)福原−アッチソン−江草−ウィリアムス..
Weblog: FUKUHIROのブログ・其の弐
Tracked: 2009-04-18 03:24
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。