2009年04月15日

責められて、北朝鮮

別にムード歌謡のタイトルじゃないんだけど。

申し遅れましたが、春のテポドン祭り2009は無事終わりました。誤報騒ぎはあれども、日本国民は落ち着いておりましたね。首相より「冷静な対応に感謝」の言葉がありましたが、その通りだと思います。
「落下してくれた方が緊張感が生まれて良い」などとのたまう某東京都知事もいましたが、別にあなたに言われなくっても緊張感は持ってましたよ、みんな。ただ表に出さないだけ。心の底に警戒感を持ちながらも、日曜は楽しく振る舞う、一般市民の姿は好感が持てます。
「テポドン飛んだら怖いよね」とはみんな言うわけです。何か落ちてきたら嫌だなとはみんな思ってるわけです。でも、そこで慌てふためいたらそれこそ北朝鮮の思う壺。冷静なのが素晴らしい。阪神・淡路大震災での被災民の落ち着き振りと似ているように思う。良い意味で成熟しているのでしょう。
かくいう私も、その時はみんなでバーベキューでした。広い公園には、春の日差しを楽しむ人々でいっぱい。この日常を維持できているのが素晴らしいのです。

ところで、北朝鮮にとって今回のミサイル騒動で得たものはあったのだろうか?

ところで、此度のミサイル発射失敗は、対内的どのように取り繕おうとも、金正日体制には、深刻なダメージを与えるものであろう。此度のミサイル発射の失敗の故に、ミサイル技術をビジネスにしよいとする目論見は、ご破算になったといえるであろう。また、「ミサイル・核」でに寄り掛かって米国と対等な交渉をやろうとした狙いも、外れることになる。加えて、前に触れたオバマの強硬な言辞に示されるように、対朝非難の国際的な気運を盛り上げてしまった。北朝鮮が得たものは、ほとんどないのではないか。
雪斎の随想録: 金正日の誤算

"ミサイルビジネス"の視点はちょっと欠落していた。でも何よりも北朝鮮非難の気運の盛り上がりが誤算であったかも知れない。中国・ロシアが案外冷たいのは、金正日にとってつらいかも。

さらにいえば、此度の騒動は、日本には、有事の事前演習の機会を提供したし、ミサイル迎撃システムに対する世の認知度を高めることになった。大いに結構なことではないか。
雪斎の随想録: 金正日の誤算

福田川新報は、ミサイル迎撃システムへの理解が進むことに期待している。日本のパートナー・アメリカではオバマ政権下におけるミサイル防衛構想が固まってきているようだ。
オバマ政権のミサイル防衛構想 : 週刊オブイェクト
を参照のこと。THAADの日本導入に弾みがつくか?

とか言ってるうちに、安保理で議長声明採択。雪斎先生も「ご苦労様」と声をかけているが、当方からも「お疲れ様でした」と言いたいところです。「どうせ"決議"がダメなら"声明"でエエやん」と割り切った麻生外交ナイス。ついでにタイの騒乱の中でも日中韓首脳会談をやってのけた麻生外交ナイス。こんなことで支持率がちょっと回復するなんて、世の中って分からないもんです。
あっ、どうせ頑張るんだったら、ついでに日本海と太平洋に落ちた残骸をしんかい6500か何かで回収して欲しいもの。よゐこの濱口の如く「とったどぉーーー」と叫んでみてください。

それにしても、
日「怒るで!」
米「舐めんなどアホ!」
韓「盧武鉉とはちゃうで!」
中露「かばいきれん・・・」
こんな構図だろう。一人北朝鮮だけが責められる格好。再処理着手は破れかぶれ?
北政府、IAEA要員退去を正式に要求…再処理着手も通告 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
もっともミサイルを撃った時点で核の再処理開始は「予定のコース」だったのかも知れない。でも、今回は"声明"だったが次はどうなるか分からない。北朝鮮が瀬戸際外交を続けると、中露も苦しくなる好例。アメリカも北との直接対話なんて考えずに、いっぺん中露に説得をやってもらったらどうでしょう?えっ、意地悪すぎるって?

(追記)なんで「意地悪」を推奨するかというと、どうせ直接対話なんてやってもズルズル譲歩するのが見え見えだからです。「対話成立」が単にヒラリー・クリントンの得点になるのもアホらしいし。

posted by やすゆき at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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