2009年05月11日

経済政策を巡る民主党の混迷

小沢さん、辞めちゃうんですってね。それはともかく、
[経済]民主党政権とると景気悪化(Economivs Lovers Live)
を読むと、ますます民主党に票を入れたくなくなってしまう。

民主党の緊急経済対策の特徴は、安達さんのまとめ(一部田中が付加)よると、1)緊縮財政方針の堅持(新規国債発行になるべくたよらない)、2)産業政策の導入(政府自らが有望な産業を選択、これに対して集中的に財政援助を実施)、3)金融引き締め路線(金融政策に対して言及なし、しかも非伝統的金融政策への否定的な文言をわざわざ導入し、利上げに親和的) という3つの特徴をもつ。
[経済]民主党政権とると景気悪化

 うーむ・・・・

1)は政府部門の非効率性を削減して、それで余ったお金を政府から民間の家計(特に低所得者層)に所得移転する方法である。

何だか共産党みたいなこと言ってるなぁ(w
田中先生はここで、政府部門から低所得者層にお金を振り向けても、そのこと自体で景気が浮揚することはない点を指摘している。官僚が使おうと貧乏人が使おうと、使ったお金は同じなのだ。限られた「椅子」の配分に話が終始し、「椅子」を付け足さない姿勢を批判している。

しかもそもそもこの種の政府の非効率性のリストラ(とそれによる家計への所得移転)が規模として、約25〜30兆円の需給ギャップを解消するのか疑問である。

確かに、政府のリストラで20兆円もの経費が浮くなんてことはあり得ないだろう。

ところで民主党は、日本国内の有望産業を見つけ出し、それらに対する財政支援(グリーンイノベーション機構の設置、環境・エネルギー開発促進、次世代科学技術を支える人材の育成など)の産業政策を支持している。しかし、これはまた不思議なことである。というか民主党の経済政策の分裂気質を十分に表現している。

この号の宮崎哲弥・若田部昌澄・飯田泰之座談会での指摘にもあるように、産業政策が失敗してきたのは実証的にけりがついたといえる話である。

この手の産業育成・支援の失敗例としてよくシグマ計画が槍玉に挙げられることが多いと思う。既に20年来失敗例として語られている。霞ヶ関のエリートはイノベーションの担い手として不向きなのだ。と言うより、そもそもイノベーションは数多くの屍の上に成り立つものなのだろう。なぜ官僚が将来の科学技術動向を正確に見通せると言えるのか?
「グリーンイノベーション」と言うことで、新たな産業のシーズに資金を投下する目論見であるらしい。せいぜい、家庭用太陽光発電の設置助成拡大に留めておいた方が無難だと思うのだが。

ところでなんで民主党は日本銀行にシンパシーを感じるのだろう?それがただ、

たぶんそれは民主党が経済政策立案への資金投入をけちり、一部のスタッフと有力議員に丸投げした結果だろう。そうでもないと「政府保証付国債貸借レポ」のような本石町の連中が飲み会で思いついたような案(名称だけかえた中小企業への信用保証と同じもの)がでてくるはずはない。この政権の経済政策の決定過程は病んでいるような気がする。

のような理由だけなのだろうか。
ただ民主党の面々に経済の素養が欠けていそうなことは分かった。もうすぐ解散総選挙が近いらしいが、民主党には入れないだろう…多分。

(追記)「民主党政権取ると景気悪化」どころか「民主党政権取ると日本経済崩壊」かも知れんなぁ。

posted by やすゆき at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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