昨日の晩、急に強い雨が降り始めた。敗北の涙雨かな?
5月28日 甲子園
阪神 4-6 西武
安藤vs涌井のエース対決であったが、安藤の出来はエースと呼ぶにはふさわしくない出来であったと思う。涌井ももう一つだったかも知れないが。
やはり、初回にせっかく2点プレゼントしてもらったのに直後の3回表で3失点してしまってはまずいだろう。GG佐藤の一発は内角に投げた球がボール一個分ぐらい甘かったようなコース。これは仕方ないとして、ピッチャー涌井に打たれて失点するのは如何なものか。それもほとんどのコースが外のスライダー。そりゃピッチャーといえどもそのうち打つのでは?
それより何より問題なのは、3回裏のタイガースの攻撃ではないだろうか?
せっかく先頭の赤星が二塁打で出塁したのだから、何とかものにしたい場面である。この後関本四球、鳥谷倒れて、金本また四球と満塁にまでなったのだ。なのに新井の場面ではワイルドピッチで一点はいっただけで新井自身は凡退、(葛城はデッドボールだが)平野は空振り三振。
結局ここで同点止まりであった事が後々まで響いたように思えてならない。
下柳が招いたピンチを救うべく江草が登板したが、ホームランを浴び二点リードされてしまう。
そう思えば、3回裏に何かやりようがあったのではないかと悔いが残る。安藤も不安定だったが、涌井だって誉められた出来ではなかったのである。そのあと4回あたりから涌井が立ち直り始めた。攻め立てるのであればやはり3回裏だったのだ。
一点リードされた展開で迎えた8回裏も何とも言えない後味が残った。
金本、新井の連続フォアボールでノーアウト一二塁は相手がくれたチャンスである。ここからツーアウト満塁まで漕ぎ着けて、バッターは狩野であった。残念ながら凡打でチェンジ。これが現状のタイガースである。
「何とかやりようがあったはず」と私は繰り返しつぶやく。
3回裏、平野の場面で代打起用の選択肢はあり得なかったのだろうか?
8回裏、葛城の場面でバントの選択肢はあり得なかったのだろうか?
#一二塁でバントはめちゃくちゃ難しいそうだが。
もちろんすべては結果論。でも、もっと動いても良かったんじゃないかなぁ、と言う思いも残る。