2005年04月04日

【斜説】とにかく皆さん落ち着きましょう - 対韓国問題

竹島問題の再燃を契機に、日韓関係が悪化しております。ブログ界隈だけ見てみれば、対韓国感情の悪化が見て取れる。あくまで「ブログ界隈は」。きっと韓国ブログ事情も似たような感じかもしれないですね。こちらは日本と違って、ネット世論がダイレクトに現実世論に反映されるみたいですが(韓国ネット事情はよく知らないので、ご教示願います)。
ここで筆者は某新聞張りに、日韓関係の再構築と融和を謳い上げようなんて事は考えておりません。ただ、燃え盛る韓国国民感情にわざわざ薪をくべるような言動は馬鹿馬鹿しいのでやめたほうが良いですよ、とだけ申し上げておきます。日本国は世界第2位の経済大国なんですから、大国らしくどっしり構えていれば良いんです!

そう、玄倉川殿のこちらのエントリの通り

2ちゃんねるで言われる教訓「煽り、荒らしはスルー」は国際政治でも通用する。

のであります。まぁブログ・某掲示板は我々のような国政に責任を持たぬもの達がワイワイやるところですから、祭りになっても結構ですが、指導者層ともなればそうは行かないでしょう。少なくとも我が国の内閣は、冷静に対応しているようです(多分)

思えば、再燃した竹島問題の発端はご存知の通り、島根県議会が制定した条例ですが、よくよく考えればたかが(失礼)一地方議会が決めたこれと言う拘束力の無い(記念日を決めただけ)条例なのです。それによって火のついた今回の騒動ですが、韓国政府筋としては「スルー」しておけばよいのに、あろうことか韓国大統領自身が煽ってしまった。
その後、いわゆる「バランサー論」を出すのですが、要は日米中露の間でキャスティングボードを握りたいと言うことのようです。が、日本に対してあんな風に感情的な強硬姿勢を出してしまうと、日本との距離感を調整するのに苦労するんではなかろうか? 慌てて(?)「交流継続宣言」 なるものを出しても、再度の日韓の接近は難しくなってしまった。いや、接近しようにも今度は韓国国内世論が許さないかもしれない。
その一方「高句麗問題」を抱える中韓関係も、スムースに運ぶのかいささか心許ない。本当に「バランサー」として巧く立ち回れるのか、私は心配です(いや、別に韓国現政権に恩も何も無いので、心配する義理は無いんですが・・・)。やっぱし一連の韓国政府の対応、失敗だったんじゃないか?

さて、カワセミ殿はこちらのエントリ(のコメント)において、韓国にとってのバランサー論の意義について語られています。これによりますと、
・韓国としては(本音は)、統一よりも分断状況の維持を望んでいる
・しかしながら日米両国の外交圧力は、北朝鮮の体制崩壊->むしろ望まぬ統一へと推進している
・故に、日米両国とは距離をとりつつ、北に肩入れしつつ現状を維持しようとしている
との事。つまり考え抜いた末のバランサー論であるとの見方です。
しかしながら私自身は、高揚するナショナリズムにつられてのバランサー論に思えるのです。丁度この社説で、

 「どの側にも属さない」という韓国の宣言は、「韓国は信じられるだけの同盟国がない」という孤立無援の寂しい韓国の立場を告白することにしかならない。

と書かれるように、どうやら韓国には信頼できる外国が無いらしい。いわば、東アジアでの立ち位置が見つけられないが故に、思いついた独立独歩路線なのでは?と思います。あくまで思いつきであって、あまり深く考えて無いように思うのです。無論冷静な状況判断をすれば、東アジアにおいてどことも組せずにやれるはずが無い。が、盧武鉉政権内には観念論者が多いのでしょう。観念論者は、現実の諸条件を無視して論ずるものです。
# 例の日本批判は、数人の側近で相談しただけで、外交部には何も知らされてないとか。
#ソースは失念しました。どなたかご教示いただければ・・・。

動機はどうあれ、自覚的か非自覚的かはどうあれ「賽は投げられた」。韓国は東アジアで漂流する道を歩むのでしょう。韓国自身の選択でありますから、こちらからとやかく言えない部分もありますが、何らかの形で「危ないぞ、その行く先は悲惨だぞ」とシグナルを送ってあげたい気もします。でも、理性より感情が勝る人々には、そのシグナルはきっと届かないのでしょう。
感情論・観念論のまかり通る国の行く末は、歴史の示す通りなのだが・・・。

盧武鉉政権になってから外交が急に冒険的になった印象がありますが、現政権の支持基盤がどんな層なのかは一度考えてみる必要がありますね。

我々日本サイドとしては繰り返しになりますが、落ち着きましょう。我々まで頭に血を上らせるのは無益でございます。でなくては、難しい東アジア情勢を乗り切れません。

posted by やすゆき at 00:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 国際面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBをありがとうございます。
外交を論ずる折に最も大事なことは、「熱くならない」ことであると思います。
今後とも、よしなに。
Posted by 雪斎 at 2005年04月04日 02:13
あの国の対日感情はひねくれてますから、日本が冷たくしたほうがかえって日韓(韓日)友好の重要性が理解されるのではないかと思えてなりません。盧武鉉も小泉さんに冷たく(心の底は暖かいと思いますが)あしらわれて少しは目が覚めたみたいですし。
Posted by 玄倉川 at 2005年04月04日 02:19
雪斎殿>
不遜なTBを致しまして、こちらの方が恐縮の至りです。今後とも宜しくお願いいたします。
そう日本は"be cool"でなくてはなりませんね。

玄倉川殿>
コメント有難うございます。盧武鉉を支えているのは、一種の"ノリ"だと思います。そのノリを理解しなくちゃならない。確立された戦略ではなくノリが左右する外交。それに付き合わないといけないのが、難儀なのだと思います。
やはり、柳に風と受け流すほかに良策が見つかりません。
Posted by やすゆき at 2005年04月04日 23:42
せっかくトラックバックしていただいたのですが、エントリのアドレスが変わってリンクが切れてしまってます。もう一度TBしていただけますでしょうか。
Posted by 玄倉川 at 2005年04月05日 00:34
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