2005年09月11日

郵便貯金はどうなるのだ

明日今日はいよいよ選挙である。郵政のあり方が焦点となっていて、各ブログで色々と議論がなされているのだけれど、主だった全ての記事に目を通さずに時間切れとなってしまった。Baatarism殿が、

特に参考になったサイトは、bewaadさん馬車馬さんfinalventさんぐっちーさんといった方々のページです。
郵政民営化について思ったこと@Baatarismの溜息通信

と挙げている方々のページは、私も定期購読しているのに(汗)能力不足で消化不良に終わってしまった。もっとも郵政改革も、選挙が過ぎればそれで終わりと言うわけではないので、引き続き議論されていくのだろう(と希望)。

郵便貯金だけに限って言えば、民営化せずにいればジリ貧、民営化しても前途多難といったところのようだ。一点民営化するメリットは、「透明性が増す」ぐらいか。

強調したいのは今民営化して、全部デューデリジェンスをかけて、精査してみたら200兆円しか残っていませんでした、という可能性は十分あると言うこと。民営化しない限りこれを明確化する方法はないし、10年後に民営化してそれが明らかになっても、もうその時の日本にはそれを吸収する経済力、資本力はないかもしれない。今でも苦しいが、それでもまだ国に余裕があるのだからいまやるべき。もう一刻の猶予もするべきではない。
再び郵政民営化について@ぐっちーさんの金持ちまっしぐら

透明性は増しても(それ自体は歓迎だが)、民営化された郵便貯金が利益をあげられるかどうかは、先のBaararism殿の記事を読んで、「難しい」との印象を受けた。もうすぐ財投という収益源もなくなる。民営化されたところで、役人から転進したばかりの資金運用担当者が上手い運用が出来るとは思えない。
ならば思い切って、郵便会社は窓口・取次ぎ・決済業務に徹すればよいのだ、と言うのがbewaad殿のこちらの案なのだと私は解釈している(間違ってます?)。

基本コンセプトはユニバーサルなサービス提供が求められているのは貯蓄手段等の販売であって、その運用までもが求められているわけではない、という点に着目して前者についてユニバーサルサービス提供を求める一方、後者については「廃止」(一部例外あり)するというものです。
郵政民営化と解散を考える・その3の1:郵政非民営化改革私案(概要)@bewaad institute

確かに預かった資金の運用こそ民間がやるべき事だろう。「民間に出来る事は民間に」の竹中イズム(苦笑)にも合致する。bewaad案では貯蓄性預金を個人向け国債で代替する事になっているが(こちら)。bewaad殿は「非民営化試案」としているが、民営化した上で資金運用を他社に委ねる形式でもいいと思うし、地方の一部郵便局を第3セクターみたいな形にするのも良いのではないか?(お役所への諸届がそこで出来るようになって、利便性も上がるかも)
新しい郵便局は取次ぎに徹するのだ、とすれば、他の金融機関の金融商品を買えるようにして欲しいと思う。郵便局のATMで、信用金庫の定期に入れる事が出来るとか。何だか、いろんな銀行と取引できるコンビニのATMみたいだが。

ともかく郵政公社が株式会社になるか否かなんて、本当は大事な問題ではない気がしてきた。選挙はもうすぐ終わってしまうが、この議論もっともっともっともっと深まっていって欲しいのだが。
#でも尻すぼみになるかもなぁ

posted by やすゆき at 02:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 経済面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックを頂き、ありがとうございます。

>民営化せずにいればジリ貧、民営化しても前途多難
僕があちこちのブログを読んで得た結論も、一言で言えばこういう事です。うまくまとめてくれて、ありがとうございます。
あと心配なのは、ジリ貧を避けようとして民営化した結果、ドカ貧になって公的資金で救済する羽目にならないかということですね。アメリカのS&Lみたいなことにならなきゃいいんですが。
Posted by Baatarism at 2005年09月11日 11:06
Baatarism殿、ようこそお越しくださいました。
Baatarism殿がおっしゃるように、郵貯事業の縮小・清算を余儀なくされるかもしれません。民間の間接金融の需要が必ずしも旺盛ではない中で、役人上がり(失礼)がうまく金貸し商売できるかどうか疑問なのです。
で、ミクロ介入がお好きな政権(笑)ですので、清算過程で公的資金投入は如何にもありそうなシナリオですね。
この辺り、小泉政権もあんまりちゃんと説明してない気がします。私も勉強不足なのでアレですが。
税金の投入が必要なら、速やかにやるほうが出血が少なくて済みますよね。
#過去における銀行に対する公的資金の投入のように、民間(になる予定)に事細かに介入する事の是非も、改めて議論しなくちゃいけないのでしょうが。
Posted by やすゆき at 2005年09月11日 19:44
取り上げて頂きまして有難うございました。どたばたしていてご挨拶が遅くなってしまいました。おっしゃるとおり問題は山積で法案を通した所でよりよい実行を国民がしっかり監視していなければ何にもなりませんから。これからが大事、ということですね。また、遊びに来ます。
Posted by ぐっちー at 2005年09月13日 16:31
ぐっちー殿初めまして。わざわざコメントありがとうございます。いつもブログは拝見させていただいております。

郵政改革がこれからどのようになっていくか見守っていく必要がありますね。我々にとって、「改革」が目的なのではなくて、欲しいのは何らかの成果ですから。
しかしながら、選挙が終わって郵政への関心、がた落ちになるんでしょうね(苦笑)
Posted by やすゆき at 2005年09月13日 21:05
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