駅に落ちてた夕刊フジなどを見たり、書籍を注文したり。
・夕刊フジ、デカデカと「東証2万円見えた」。「20年前と一致」なんだそうだ。
なんでも、中曽根内閣当時の株価推移とほぼ一致している、とか。
第一生命経済研究所の主任研究員、熊野英生氏は「"低成長時代""円高不況"などネガティブな見方が蔓延していた事も現在と共通している」
確かに現在も"高齢化""「勝ち組」「負け組」"等とネガティブフレーズがいっぱいであった。ご丁寧にグラフが載っていて、20年前に丁度日経平均が2万円を突破(そしてバブル経済へ突入)している事が分かるわけだが、当時とは貨幣価値が違う事に気付くべきだろう。大方の人は気付くでしょうが(笑)それに高度成長という「坂」を登りきった20年前と、10年以上のデフレに悩まされている現在とそう簡単に比較していいものだろうか?
それはともかく、今株価は強い。株を(こっそり)持っている私にとっても嬉しい事は事実だが。
で、先の熊野氏、増税リスクについてもふれているが、
「消費税を2%上げると、5兆円相当と、サラリーマン減税より大きな額になる。打ち出の小づちのように増税を使うと、景気は腰折れする恐れがある」とし「財政再建のためにも、景気拡大とのバランスを取る必要がある」と警告する。
随分真っ当な意見、と思う。こういう評論家・専門家が多ければいいのだけれど。景気が腰折れすれば、入ってくるものも入ってこなくなるのは当たり前。
・雪斎先生のエントリを見て気になっていた、2冊の本をとうとうAmazonで注文する。
文明の生態史観 梅棹 忠夫著
私の財産告白 本多 静六著
文明の生態史観の方は"「梅棹学説」からの「六ヵ国協議」解釈"、私の財産告白の方は"学者とカネ"の各記事に紹介があった。
"学者とカネ"の方には、ケインズの有名な「朝起床したら、ベッドの上で株取引をやる」の話も紹介されている。確かケインズは、ロシアのバレリーナにいれあげていたらしい。「劇場で一等席を取って彼女を見る」のがトレーディングのモチベーションだったのだそうだ。で、とうとうその彼女と結婚・・・・じゃなかっただろうか(うろ覚え)。愛は財産運用の力になる(ホント?)
文明の生態史観の方も、これまた楽しみにしている。
梅棹忠夫の本、実は読むのは初めてである気がする。梅棹忠夫と言うとどちらかと言うと、「知的生産の技術」と京大式カードの人、ってイメージが強くて(笑)ただ、後の野口悠紀雄「超整理法」等につづく「知的生産モノ」の走りと言える人である。
話を元に戻して・・・「やっぱし、日本は中国・韓国とは何かが違う」との思いが、頭の中に常にある。中国人・韓国人と違って、日本人のルーツがよく分からない事もあるが、それ以上に、人々を律するものが違う気がする。具体的には儒教の影響の有無・多少か。よく司馬遼太郎が「日本人にとって儒教は学問ではあるけれども、生活に浸透した教えではない」旨のことを繰り返し述べていた記憶がある。
思えば一口に「アジア」と言っても、かなり広い。少し広すぎる概念だと思う。ちなみにサッカーでアジア(AFC)は中東まで入ってしまう(笑)そんなアジアの中の差異にもうちょっと敏感でありたいな、と思うのである。
・本日の阪神vs中日。タイガースの先発・杉山がボロボロ。昨日ちょっと、誉めたばっかりなんだがなぁ・・・。